2011年8月31日水曜日

ためになった理工書たち

■電磁気学
1.電磁気学の基礎Ⅰ 太田浩一
   難しくて途中でファインマンに逃げちゃったけど,最初の積分の仕方の説明はすごくわかりやすくて,数学の微積分にも役立った.また電磁気をやらねばならないときがきたら,よみたいかな.

2.ファインマン物理学Ⅲ
  自然科学を興味深く説明していて小説を読んでいるような感じで楽しく読める.演習問題が最後についているから,それを解けば,「わかったつもり」をつぶすことができて,問題もけっこう難しい(?)ものもあるのでやりがいある!とくに最初のベクトル演算子の説明はかなり好き!



■熱力学
1.熱力学の基礎  清水明
  けっこうボリュームがあった印象.ファインマンと違ってすらすらとはいかなかったかな.演習問題がついているので,理解の助けになる.ただ演習問題は,あまり考える問題ではなくて,ちゃんと理解してるかい?って感じ.

2.熱力学・統計力学 原島鮮 (読み途中)
  清水さんと違う流儀で書かれている.比熱あたりの理解が深まったかな.演習問題もついてるしけっこういいと思う.

■流体力学
1.流体力学 今井 功   (読み途中)
   うすい本と前編って書いてあるやつがあるんだけれど,うすいやつはやめたほうがよい.それ省いちゃだめだろっ!みたいな文章が削除されている.粘性流体ででてくるテンソルの解説がけっこうわかりやすい.ただ演習問題がほとんどないのがつらい.わかったつもりになりやすい本だと思う.

■複素解析
1.複素関数入門  神保道夫
  複素解析のすごさ,美しさなどがわかりました.物理のために数学をやるなら絶対お勧め!数学科の人からの評価はどんなものだろう.

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