材料力学で図心を求める公式がよくでてくるけど,公式って意味わかってないと意味ないし,つらい.今回は図心の求め方についてまとめてみよう.
(ずしんだと変換できないから「ずこころ」って打ってる.)
図心は質量分布が一定のものの重心.
人間の体の重心は図心とは一致しないけれど,消しゴムの重心と図心は一致する.
重心は
で与えられるのに対し,図心(a centroid)は
で与えられる.(まぁ分母は体積と同じ意味.)
でも材料力学では,この式はあまり使わない.
理由はいくつかあって,
1.二次元が多い→体積積分じゃなくて面積積分
2.対称性のよい図形を考えることが多い
3.なるべく簡単にしたい(覚えやすく?)
こんなところだろう.
対称性が良い場合,たとえば正方形の図心はど真ん中である.計算する必要もない.
「く」字型のものだったら1方向の真ん中は対称性よりすぐわかる.だからもう1方向だけ考えればよい.あー,日本語で説明するの難しいな.
二次元の場合の図心は
とかけて,つまりx方向が対称性より0(対称性を考慮して軸を設定するだろ?)とわかれば,もうyのほうだけ求めればよいわけ.
(x,yはxe_x, ye_yって意味ね.わかりにくい式にしてしまった.くっ.)
だからよく材料力学では,図心の位置は
とか教科書に書いてあるのだ.
次の記事で例題
「く」字型の物体の図心を求めてみよう.(?)
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