今回は自由度2について議論するけど,自由度nについても同様にできる.
ふたつの球がばねに連結されている状況を考える.(図描くのが面倒なので運動方程式から想像してみてください.)
運動方程式は
より
とかける.この行列をAとおく.
共振時二つの球は時間的に同一の運動を行うので
とかける.これを上の微分方程式に代入すれば
移項して
g(t)で両辺割って,
である.ここで行列Aの固有値をλとすると
とかけることがわかるので,
であり,固有値λに対して
とかける,g(t)は振動しなければいけないので固有振動数をωとすれば
とわかる.
つまり固有値を求めることは固有振動数を求めることに対応する.
連立運動方程式を連立微分方程式の形に直して,その係数行列の固有値を求めることによって,固有振動数がわかる.
符号に注意.
a=-Ax
と行列にマイナス符号つけちゃえば,Aの固有値=固有振動数の2乗になる.
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