非圧縮性(縮まない)の場合,未知数はx,y,z,pであり,式は4つ必要である.
その式として,ふつうNavier-Stokesの方程式
と連続の式(を少し変形した)
を選ぶ.(基礎方程式と呼ばれる.)
これで問題を解いたりするんだけど,重要なテクニックとして"無次元化"っていうのがある.
無次元化していこう.
上の二つの式の次元は,(両辺で次元が等しいことを考えて,)
1つ目は 速度÷時間×密度
2つ目は 速度÷変位
とわかる.
密度は今,一定として両辺密度で割って,
としよう.そのほうが都合がいい.
この式は
速度÷時間
という次元になっている.
無次元化するために,代表長さLと代表速度Uというのを持ってくる.Lは例えば流れる幅とかで,Uっていうのは流れる速さの平均だったりする.この二つの量より
速度÷時間=U^2/L
速度÷変位=U/L
と表せるので,それぞれの式をこれらで割れば無次元化に成功する.
のほうは簡単で,無次元になったものにプライムをつけるとすると,
もう一つも同様だけど,少し複雑でpの次元がρv^2であることを考えると
とかける.ここでRはレイノズル数と呼ばれて,
である.レイノズル数の物理的意味は次元解析より
(慣性力)/(粘性力)
であり、Reynolds数が小さいときは粘性の影響を無視してもよい.
最近大変心の健康がいい!
物理学科の人たちとの自主ゼミのおかげだな.
やりたいこと多すぎて時間たりねーな.latexを極めたい.