2012年4月23日月曜日

縮まない液体 無次元化

非圧縮性(縮まない)の場合,未知数はx,y,z,pであり,式は4つ必要である.

その式として,ふつうNavier-Stokesの方程式


と連続の式(を少し変形した)


を選ぶ.(基礎方程式と呼ばれる.)

これで問題を解いたりするんだけど,重要なテクニックとして"無次元化"っていうのがある.

無次元化していこう.

上の二つの式の次元は,(両辺で次元が等しいことを考えて,)
1つ目は  速度÷時間×密度
2つ目は  速度÷変位
とわかる.
密度は今,一定として両辺密度で割って,


としよう.そのほうが都合がいい.
この式は
速度÷時間
という次元になっている.
無次元化するために,代表長さLと代表速度Uというのを持ってくる.Lは例えば流れる幅とかで,Uっていうのは流れる速さの平均だったりする.この二つの量より
速度÷時間=U^2/L
速度÷変位=U/L
と表せるので,それぞれの式をこれらで割れば無次元化に成功する.


のほうは簡単で,無次元になったものにプライムをつけるとすると,


もう一つも同様だけど,少し複雑でpの次元がρv^2であることを考えると


とかける.ここでRはレイノズル数と呼ばれて,


である.レイノズル数の物理的意味は次元解析より

(慣性力)/(粘性力)

であり、Reynolds数が小さいときは粘性の影響を無視してもよい.






最近大変心の健康がいい!
物理学科の人たちとの自主ゼミのおかげだな.

やりたいこと多すぎて時間たりねーな.latexを極めたい.

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